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ワガママを聞いて

よく保護者の方から聞かれるセリフが

「ウチの子はワガママ」


「ワガママに育ててしまったから、いまでもワガママがなおらないんだわ」

などと嘆くお母様は少なくありません。


小さな頃からワガママを聞いてきた、

昔からワガママにしてきた、


いっぱい習い事もさせたし、塾にも行かせた。

オモチャも与えたし、いろんな服を着させて旅行にでも出かけたし、

行きたい学校へ受験もさせた。

「ワガママに育てすぎたんです」、と。



ちょっと待って下さい。

それ、本当にワガママだったのでしょうか。


本当に、

お子さんが望んでいたことだったのでしょうか。


厳しいことを言いますが、

よくよく聞けば、

お子さんのワガママ、ではなくて

親御さんのワガママ、だったりするケースが多いです。


本当にお子さんが望んでいて、それを叶えることを「ワガママ」と呼ぶのであれば、

それは「ワガママ」じゃないですね、と感じることは少なくありません。

ああしたい、こうしたい、と子供が望んでいるのではなく、

ああなって欲しい、こうなって欲しい、と親御さんが望み過ぎていた、んじゃないかな、と。



子供たちは潜在的に、

自分のことを見て欲しい、と思っています。

どんなモノを買ってもらうよりも、

どんな環境を与えられることよりも、

そんなことよりも、まずは自分のことを見て欲しい、って思っています。


ボクの描いた絵を見て欲しい、

ワタシの歌を聞いて欲しい、

ボクがいけないことをしたら注意してほしい、

ワタシがイイことをしたらほめてほしい、

ボクの話を聞いて欲しい、

ワタシの目を見て欲しい、

そう思っています。


そう思いながら、

ボクたちオトナに目を向けています。

目も合わせないでモノや環境を与えるから、子供たちは残念な気持ちになり、

そしてオトナに目を向けることをあきらめてしまうのです。

だけどオトナはそんな態度を見て、

「こんなにしてあげているのに、なんなんだ、ワガママだ」と言ってしまうのです。


ワガママじゃないんです、

むしろ、オトナのワガママなのかもしれない。

子供たちの本当の「ワガママ」は、

モノも環境も、なんにもいらないんです、オカネもかからない、

自分のことを見て欲しいだけだったりするのです。



ああ、もしかしたら子育てを間違えたのかもしれないわ、と

感じてしまうかもしれません。

だけど、そんなに反省ばかりしなくてもイイですよ。


なぜなら、

いくら成長を重ねても、子供たちの「ワガママ」は本質的に変わりありません。

だから、

いまからでも十分です。


ボクの描いた絵を見て欲しい。

ワタシの歌を聞いて欲しい。

そんな気持ちは、変わりません。


いまからでもイイんです、できる範囲でイイんです。

これからは、

子供たちの「ワガママ」を聞いてあげてみて下さい。



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