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【退学2回、だけど大学へ行きたい3】文句ばっかりのすべりだし

初めて生徒と接するときには、
会話など成立しなくても別にイイ、というスタンスで臨みます。

すごく話をしてくれる子もいますが、
目も合わせられない子もいます。

なので、
最初からキャッチボールはしなくてもイイ、と思っています。

彼の場合、
キャッチボールは成立していました。

いや、やっぱり成立していなかった。

キャッチボールというよりは、反論ばかり。

こっちの投げたボールは、
全て、違う方向で放り投げてしまう、って感じ。

初めは、そのボールを取りに行き、またボクが投げ返すのですが、
それを今度は、また違う方向へポーンとやってしまう。

あとになって、彼に言ったことがあります。
「〇〇(生徒の名前)は、ボクと会った時、文句しか言ってなかったよね」と。

「だって、世の中に文句しかなかったですから」と、彼は答えました。

若干17歳にして、
世の中には、文句しかなかったとのこと。

実際、当時の彼の口から出てくるセリフは文句ばっかりでした。

ボクの言うこと、全てに反論、ついでに世の中へ文句。

とにかく全てに反論するのです。

「カラスは黒い」と言っても、たぶん反論したでしょう。

「それはアナタが見たカラスに限ったことであって、世の中には黒くないカラスもいるかもしれない」

と、彼は言いそうな感じでした。

言うまでもなく、
それまでの経験から、彼は世の中に対して否定的になっていたのです。

世の中を肯定できず、
そしてそれは、自分自身を肯定できないことにもつながっていました。

「自分みたいなやつは、普通のレールに乗ろうとすること自体が間違っているんです」

と、
評論家のように語る彼を見ながら、ボクはどうしたものかと考えをめぐらせたものでした。

「あのねぇ、そういうのをヘリクツって言うんだよ」

と、ボクが言えるようになるまで、
そして、そのセリフに対して
「はいはい、つつしみますよ」なんて笑って彼が答えられるようになるまでは、

約半年ほどを要しました。

とにかく反論ばかり。

そして、高卒認定もあきらめている。

美大へ行きたいと言うものの、でもやっぱり自分が行く場所じゃない、と言う。

おい、おい、
じゃあ、何しに来たんだよ!となるところです。

でも、
彼は、ボクの目の前にいました。

そう、
なんだかんだ言いながらも、ボクの前に現れて、話をしているのです。

イヤだ、
あきらめてる、
自分には無理、

ホントにそう思っているのなら、
その話をボクにする必要は全くないんです。

文句ばっかり言うのなら、
ワザワザ、他人のボクに考えをぶつける必要はないんです。

世の中を、そして自分自身を否定的に“評論”する彼。

心の中の奥底では、
なにか、
つかむワラを求めているのだと感じました。

だったら、
ワラをつかませよう、と思いました。

「高卒認定試験なんて、どんだけ勉強しなきゃいけないんですか。
 そんなに勉強をする時間があったら違うことをやった方がイイですし、
 受かるか受からないかもハッキリしないものに時間を割くなんて、
 バカバカしいって思うんですよ。」

と、まくしたてた彼に、

「わかったよ」

と、ボクは高卒認定対策のテキストを渡しました。

つい、受け取ってしまった、という感じで両手にテキストを持つ彼。

「いや、ですから、こんなに厚い教科書を何冊もやるわけですよね。
 無理ですよ。自分の学力を知ってますか、テストして下さいよ、全然できないんですから。
 ほかの高校生と一緒じゃないんですよ。本当に勉強は向いてないんです。」

「わかった、じゃあ、とりあえず、それあげるから」

「ええーっ。まぁ、くれるって言うならもらいますけど。
 もらえるもんは、もらっとけって主義なんで」

「もらっとけ主義なら、あと1冊、はい」

彼の持つ「数学」のテキストの上に、ボクは「世界史」のテキストを重ねました。

彼は、こばむことなく
2冊のテキストをトントンと机でそろえて、

「じゃあ、もらっときます」

と、丁寧にカバンへしまいこみました。



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